ヤンバルクイナが危ない!!!
2007年 06月 29日
2007年6月28日(木)21:18 YOMIURI ON LINE より。
外来種のマングースに襲われ、絶滅の危機にある沖縄の鳥、ヤンバルクイナについて、
環境省は28日、飼育繁殖に乗り出すことを明らかにした。
来年度から10のつがいを飼育し、10年後に200羽に増やしたい考え。
絶滅危惧(きぐ)種の飼育繁殖は、トキ、ツシマヤマネコに続いて3例目となる。
ヤンバルクイナは国の天然記念物で、国内唯一の飛べない鳥。
沖縄本島北部のやんばる地域だけに生息する。
1985年の調査で約1800羽が確認されたが、2001年には1200羽まで減り、
その後も減少傾向にある。
昨年、環境省のレッドリストで、絶滅の恐れが最も高いグループに入った。
マングースは、ハブ退治を目的に放たれて繁殖し、ヤンバルクイナを襲っている。
同省や沖縄県は、やんばる地域からのマングースの完全駆除作戦を実施しているが、
目標達成までにヤンバルクイナが絶滅する恐れがあることから、飼育繁殖を始めることにした。